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膝関節の働き

 健康な膝は簡単に曲がります。関節が衝撃をやわらげ、なめらかに動くので、痛みなく歩いたり、しゃがんだり振り向いたりできるのです。しかし、膝に問題が生じると、関節はクッションとしての役割を果たせなくなってしまいます。動くと痛む(とくに動き始める時に痛む、これを始動時痛といいます。)ようになり、休んでいる時でも腫れたり痛むようになる場合があります。


健康な膝

 膝関節はふとももの骨(大腿骨)の末端とすねの骨(脛骨)の上端にあります。膝が健康な時には、関節は自由に動きます。


軟骨というのは、関節の表面(骨の端)をおおっているなめらかな層です。

健康な軟骨は膝にかかる体重を吸収し、骨が簡単に滑るようにしています。

靭帯は骨と骨をつないでいます。

筋肉は膝や脚を動かしています。

腱は筋肉を骨につないでいます。






問題の生じた膝

 膝のどこかの部分が悪くなると、関節の動きにも影響します。長い年月を経て、軟骨にひびが入ったり、すり切れてしまったりします。

 軟骨は完全には元に戻らないため、どんどん悪くなっていきます。最初、膝は少しこわばっているだけかもしれません。しかし、関節の骨同士がすれ合うにつれ、痛みを感じるようになります。



変形性関節症

 長年に渡って膝を使い続けた結果、軟骨にひびが入ってすり切れてしまった状態です。

 骨と骨がすれあって、表面がでこぼこになったり、くぼみが出来たりします。太りすぎや、O脚・X脚などのゆがみのある膝の場合にはより多くの力がかかり、早く悪化します。




慢性関節リウマチ

 慢性関節リウマチなどの慢性疾患の場合、関節の内側には脹れや炎症が起こります。症状が進むうちに、軟骨がすり切れ、関節がこわばってきます。



けが

 ひどく転んだり、膝を打ったりすると関節を痛めます。この怪我がうまく治らないと、関節に大きな力がかかり、年月とともに軟骨がすり切れてしまうことがあります(外傷性関節炎)。

 また大腿骨や脛骨の骨折後に変形が残ったまま治った場合になども膝の痛み・変形の原因になります。



人工膝関節

 人工膝関節というのは、長い耐久性があり、もしすり減ってしまった場合でも再度取り替えることができます。
 人工膝関節は、金属やプラスチックなどから作られています。
 大腿骨側、脛骨側、膝蓋骨の部品が組み合わさって関節を構成します。膝蓋骨は取り替えないこともあります。
 大きさや機種など、患者さんに適したものを主治医が選んで使用します。
 固定には骨セメントを使用するタイプと使用しないタイプがあります。



このコーナーの情報は専門医の監修を頂いておりますが、患者様の状態は個人によって異なりますので、詳しくは医療機関で診断を受け、主治医よりご説明を受けて下さい。


禁無断転載。文章・画像の一部あるいは全部を引用される場合は弊社までご連絡ください。


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