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股関節の働き

 股関節は身体の中の最も大きな関節で、体重を支えています。健康な股関節ではねじったり、大きく動かしてもはずれたりせず、安定しているので、痛みなく歩いたり、しゃがんだり振り向いたりできるのです。しかし、股関節に問題が生じると、動くと痛むようになり、ひどい場合にはただ立っているだけで痛むようにもなります。


健康な股関節

 股関節は太腿の骨(大腿骨)の上端、丸くなっている骨頭が骨盤のくぼみ(寛骨臼)にはまり込むようになって関節を形作っています。関節の表面はなめらかな軟骨におおわれており、大きな筋肉によって自在に動かすことができます。


関節軟骨は、関節の表面(骨の端)をおおっているなめらかな層です。健康な軟骨は股関節にかかる体重を吸収し、なめらかにすべって動くようにしています。

筋肉は股関節や脚を動かしています。特に中殿筋は立ったり、歩いたりする際に重要です。



人工股関節とその固定方法

 人工股関節は特殊な金属、プラスチック(ポリエチレン)、セラミックなどで作られています(写真下例)。
大腿骨側(ステム)と骨頭、寛骨臼側(カップ)の部品が組み合わさって人工関節を構成します。
大きさや機種など、患者さんに適したものを選んで使用します。



 人工股関節の固定方法として、セメントを用いる方法と、用いない方法があります。
セメントは金属を骨に直接につなぎ、固定するものです。一方、セメントを使用しないシステムは表面に特殊な加工がされていて、手術後骨が入り込んで固定されます。骨が入り込んで金属と固定されるまで少し日数が必要です。
人工股関節は、大切に用いれば長い耐久性があります。もしすり減ってしまった場合には再度取り替えることもできます。





このコーナーの情報は専門医の監修を頂いておりますが、患者様の状態は個人によって異なりますので、詳しくは医療機関で診断を受け、主治医よりご説明を受けて下さい。


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